輸入住宅に対する皆様の不安。それは、カナダの木材が日本の風土に合うのか?特に湿度の高いこの国で耐えられるのか?そんな疑問や不安があると思います。碓かに木は湿度に対して弱く、住宅に使用される以上効果的に湿度を屋外に出す、つまり風通しを良くしなければならないということがあります。
 2×4は先にも記したように気密性に優れた工法ですから、湿度を中に留めてしまい木を腐らせてしまうのではないかと思われがちです。しかし2x4に使用される殆どの構造用製材は含水率19%以下の乾燥材を使用し、床下には防湿シートを敷き詰め、下からの水蒸気の住宅に対する影響 を軽減する上、土台には防腐、防蟻処理を施した木材を使用しています。また、室内と室外の温度差によって発生する結露にも完全に対応しています。壁材、床材、天井のパネル内には断熱材となるグラスウールが入っているので温度差が緩和され、さらに防湿シートも組み込まれているので万が一結露が発生したとしても、結露による壁面の腐食を防いでくれるのです。
 実際に、年間230日近く太陽を見ることが無く、常に風雨にさらされているカナダ北太平洋側の地域でも、2×4の住宅は快適さと耐久性を保っているのです。また、日本国内では札幌時計台や豊平館など、明治に作られ今も存在している建造物も実は2×4工法で作られていて、その耐久年数の高さが証明されています。

<湿気にも強い2x4>


1.床下防湿構造の採用。防湿フィルムの採用で床下から水分の蒸発を防いでいます。

2.基礎パッキンを一定間隔内に設置し、床下の風通しをよくします。

3.壁内の断熱材と外壁の間に適切な空気層を設けることで、木材の腐敗、カビや細菌の発生等の原因となる結露防止を図っています。


上記の配慮により、数ある工法の中でも2×4工法が最も結露が起きにくい住まいを実現した、という評価につながっているのです。

また、2×4工法では、含水率が一定以下の部材を用いるという、独自の厳しい基準を設けています(ちなみに、2×4工法に使用される木材は含水率19%以下の乾燥材です)。

充分に乾燥させた部材を用い、数々の湿気対策や通気性のよさが、2×4工法の特徴です。ある八ウスメー力一の調査によると、築後10年たった住まいの構造材・構造合板・床根太等の含水率が、建築当初とほぼ変わら なかったという結果も出ています。
この結果から解るように、2×4工法は住まいとしての耐久性が非常に高い工法であると言えるでしょう。2×4工法なら100年住宅も夢ではありません。
 
<壁内断面図>

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