現在の住宅には、快適な室内環境を実現させるために、施工段階で一定の気密・断熱性能を付与させた、冷暖房によるエネルギー消費量の少ない省エネルギー住宅が求められています。
 しかし誤った施工では十分な性能が得られないだけでなく、結露によるカビやダニの発生や、柱や土台の腐朽により住宅の寿命を縮める原因となる危険性もあります。
 一定の省エネルギー基準を満たした住宅は、公庫融資制度でもメリットがあります。


2x4工法で施工すると・・・


◎熱を伝えにくい木材で構成される面同士を接合するため、断熱に有効です。
◎面材と、それらの接合部に防湿・気密層を施工し、気密性能を持たせます。
◎面が連続するため隙問が少なく、断熱材の施工が容易になります。
◎設備配管などの取合い部にも気密を確保する処理をしやすい工法です。
◎仕様規定・規格化により、気密の精度を高めやすくなります。
◎通気層を擁した外断熱工法への応用が容易で、より高性能な仕様での施工が可能となります。



★木材の断熱性は鉄の約350倍

 物質の断熱性は熱伝導率によって決まり、熱を伝えにくい物質ほど断熱性に優れています。木材はきわめて熱を伝えにくい物質のひとつで、その熱伝導率は約0.12W/m・Kで、鉄の約350倍、コンクリートの約10倍もの断熱性を持っていることになります。
木材に触れた時のあの優しいぬくもりは、まさに優れた断熱性の証しなのです。

 


冷暖房のエネルギー消費が環境に大きな影響力をもつことが明らかになって以来、建築物の断熱性はますます関心事となっています。2×4工法は、熱を伝えにくい木材を使用すると同時に、床や壁となるパネルに隙間なく断熱材を入れ、パネルどうしを面で接合。十分な断熱材と防湿シートの使用などにより、高い断熱性と気密性を実現して、熱の損矢や居室問の温度差をなくすため、冷暖房費を大幅に節約できます。


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